薄毛
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メタボ体型が高血圧と薄毛の温床になる
ぽっこりと出たお腹、いわゆるメタボリックシンドローム(メタボ)は、見た目の問題だけでなく、高血圧と薄毛を同時に引き寄せる危険な温床です。内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞から血圧を上げる物質や血管を収縮させる物質が分泌されるようになり、高血圧を発症しやすくなります。さらに、内臓脂肪はインスリンの効きを悪くし(インスリン抵抗性)、血糖値を上げやすくしますが、高血糖状態は血管をボロボロにし、頭皮の毛細血管のゴースト化(血管が消えてしまう現象)を招きます。血管がなくなれば、当然そこから先の毛根には栄養が届かず、髪は死滅してしまいます。また、肥満体の人は体表面積が大きく、心臓が全身に血液を送るためにより強い力が必要となるため、これも高血圧の原因となります。薄毛との関連で言えば、高脂肪・高カロリーな食事は頭皮の皮脂分泌を過剰にし、毛穴詰まりや脂漏性皮膚炎を引き起こして脱毛を促進します。さらに、肥満は体内の慢性的な炎症を引き起こし、これが毛根の細胞にもダメージを与えることが近年の研究で示唆されています。つまり、メタボ体型であることは、血管を痛めつけ、頭皮環境を悪化させ、ホルモンバランスを乱すという、薄毛になるための条件を完璧に満たしてしまっている状態なのです。メタボを解消することは、単に痩せるというだけでなく、血管を若返らせ、血圧を正常化し、髪が生えやすい体内環境を取り戻すための根本治療です。腹八分目の食事と適度な運動で内臓脂肪を減らしていくことは、どんな高価な育毛剤よりも確実に、あなたの体と髪を健康へと導いてくれるはずです。