私の薄毛改善記諦めかけた四十代からの挑戦

鏡を見るたびに、広くなった分け目とぺたんこになった髪にため息をついていた四十代前半。若い頃は髪の量が多く、悩みとは無縁だっただけに、その変化は大きなショックでした。「もう年だから仕方ないのかな…」と諦めかけていた私ですが、ある日、同年代の友人が生き生きとしている姿を見て、「私もまだ諦めたくない!」と思い直したのです。まずは、インターネットや書籍で情報を集め、自分の薄毛の原因を探ることから始めました。思い当たる節はたくさんありました。仕事のストレス、不規則な睡眠、栄養バランスの偏った食事…。まずは、できることから変えていこうと決意しました。最初に取り組んだのは食生活の見直しです。髪に良いとされるタンパク質(特に大豆製品)、亜鉛、鉄分、ビタミンを意識して摂るように心がけ、コンビニ食や外食を減らして自炊中心の生活に切り替えました。次に、睡眠時間の確保。どんなに忙しくても、最低6時間は眠るように努め、寝る前のスマホ時間を減らしました。ストレス対策としては、週末に軽いウォーキングを始め、好きな音楽を聴くリラックスタイムを設けました。ヘアケアも見直しました。それまで使っていた安価なシャンプーをやめ、アミノ酸系の頭皮に優しいシャンプーと、保湿効果のあるトリートメントに変えました。洗い方も、指の腹で優しくマッサージするように、すすぎは念入りにと、基本的なことですが丁寧に実践しました。これらの地道な努力を続けて半年ほど経った頃、劇的な変化ではないものの、明らかに抜け毛が減り、髪に少しハリが出てきたのを感じたのです。美容師さんにも「頭皮の状態が良くなりましたね」と言われ、努力が報われた気がして本当に嬉しかったです。完全に元通りとはいきませんが、「治らない」と諦めていた頃に比べれば、髪も気持ちもずっと前向きになりました。地道なケアの継続が大切だと実感しています。